Philosophy フィロソフィー

リアルな体験:

Booksには紙の本、ライブミュージック、アナログレコード、フレッシュな一杯出しコーヒーがある。みんなにアナログでリアルな体験をしてもらうために。

決してデジタルやバーチャルが悪いなんて思っていない。今やデジタルは欠かせないものだし、ここにだってWi-Fiくらいある。

ただ、デジタルライフが急速に進化浸透するこの時代に生きているからこそ、アナログやリアルな体験の素晴らしさをもっと身近に感じられる場所でありたい。

そして、みんなにとって目の前にある刺激的で味わい深い存在になることを目指していきたい。

多様性:

Booksは常識とか普通とか一般的といった概念にとらわれないようにしている。だから一般的な店にあってBooksには無いものがたくさんある。例えばおしぼりや水は出さないし、メニューは限られているし、飲み物用のグラスや氷もない。納得のいく豆の焙煎が出来なければコーヒーを出さない日もある。いろんな理由で自分たちにフィットするこのスタイルにしている。

Booksはお客様は神様ではなく友達であり、友達だからこそお互いを大切にしたいと考えている。顧客第一主義の日本的ホスピタリティーはスタッフを疲弊させ、スタッフとお客の人間的な関係を築く妨げになることもあるから。

人はそれぞれ、好みもしたい事も考え方も違う。ブックスに来て静かに小説を読みたい人、PC開いて仕事したい人、会話を楽しみたい人、スマホゲームしたい人、音楽を楽しみたい人。そんなみんなの違いをBooksは受け止め、みんなが安心して自然体でいられる場所でありたい。さらに、違っていていい。違うって面白い。みんながそう思える場所になれたら最高だ。だからこそBooksは率先して他と違っていていいから自分たちらしくいられるスタイルでいるつもりだ。

店内のあちこちに描いた、Be free. Be yourself. この精神をみんなが共有するには、みんなが常識にとらわれず人の違いを受け入れる気持ちを持つ事で実現できると信じている。多様性のほんの小さな現れとしてBooksには様々な時代の様々なジャンルの本と音楽、いろいろな国の飲み物、そして普段あまり出会うことのない種類の人々との会話があると思っている。そこからBooksの考えを少しでも感じ取ってもらえることを願って。Be free. Be yourself.

成長:

ブックスは内装や音楽そしてメニューを創作し続けている。私たちは未熟で未完成だし、いつまでも完成しない。なぜならこの世に完璧な物も人も存在しないのだから。

良くも悪くも来るたびに何か違うと感じてもらえるほど変化したい。

人を成長させるものは、変化する為の行動と失敗を繰り返すことだと信じて、未熟さをさらけ出していきたい。

それによって誰か1人でも、失敗したっていいから行動しようと思ってもらえたら、私たちも嬉しい。